閑話休題 [温泉]

某所でのやり取りを転載します。自作自演、宿屋及びその関係者やBLOGを含め他人の誹謗、中傷ともみられる書き込みが散見され、閲覧を控えていた箇所でした。が、久々覗いて「濃い」話に遭遇しました。 東北と九州の温泉の違いの議論を発端に久々良い情報収集の場に遭遇しました。以下長文です。


137 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/11(月) 21:23:37 ID:9QbrOiuB
温泉はやはり大分がダントツである。 大分は源泉数からすると全国の温泉源泉数の2割が集中していて、なおかつ 湧出量もあの広い北海道とあまり変わらなかったハズ。 全国湧出量ランキングでもダントツ一番の別府と湯布院、天瀬でベストテンに 三カ所入っているし。 まったく無名な大分市でさえも実は立派な温泉地であり、全国順位でいうと12位 くらいで確か鹿児島市より湧出量が多かったハズ。 ところで、有名な温泉地でも源泉数や湧出量を調べたらその温泉地の実力、実態がよくわかる。 試しに大分のナンバー3前後の天瀬温泉や長湯温泉と有名な道後を較べてみると・・・ こうしてみると源泉かけ流しがかなり希有なことがわかる。カルキ臭いし。 九州は大分、熊本、鹿児島で全国の温泉の3割強あり佐賀、長崎を加えると まさに温泉アイランドである。
138 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/11(月) 23:26:32 ID:+z1jG7J+
>>137
一度東北へいらっしゃい。
九州とはお湯の濃さがまるで違うから。
139 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/13(水) 06:29:23 ID:DPr1RqDy
成分総計のこと? そういえば大分では低張性温泉が多かったな、等張性ですらマレだったような気がする
140 :138:2009/05/13(水) 17:49:46 ID:1QrBfyW4
>>139は137?
成分総計で上位を比較したって、塩分が濃い温泉ばかりが上位に来るだけじゃん。 東北と九州の両方をくまなく湯めぐりしてご覧。 いちいち説明を受けなくても分かると思うよ。
141 :139:2009/05/13(水) 20:53:28 ID:DPr1RqDy
>>140
いや、137さんとは別人の九州人だけど、「濃い温泉」てのにちょっと興味があったから聞いてみただけ。 たぶん今の私だと東北に行っても分からないだろうな。 その程度のレベルの者です
142 :138:2009/05/13(水) 21:38:47 ID:1QrBfyW4
>>139

そっか、人違いスマン。

俺が濃いって言ってるのは、数値云々じゃなく、臭いだったり肌ざわりだったり、 お湯に浸かってみて分かる「濃さ」だな。浴感とも言えるかも知れん。 濃さと言う表現に語弊があったなら謝る。 俺は別に、九州が駄目なんて言ってないよ。むしろ、全国平均からすると、素晴らし 一帯だと思う。 全国くまなくまわってみるとね、やっぱ東北すげぇとは思うけど、東北が最強だとも 言っていない。 ただ、道後程度を引っぱり出し、明らかに他県を知らなそうな人が、声高に「大分ダ ントツ」とか言ってるのを見ると、痛々しくて、ちょっと待てと言いたくなるのね。 成分表やデータだけで語るんじゃなく、実際に湯めぐりすると、本当に違いが分かっ てくるからさ。 んとね、各泉質で考えた場合、九州のお湯は東北の物に比べると特徴が希薄な訳よ。
(長くなったので続きます)

143 :138:2009/05/13(水) 21:39:52 ID:1QrBfyW4
少し具体的に言うと、 塚原だって玉川の前には霞むし、明礬・雲仙・阿蘇・霧島の硫黄泉は、東北の硫黄泉 に比べると、加水しているのではと思うほどに硫黄臭が薄い。 清風荘のすずめの湯の足元自噴は大好きだが、籐七の露天とどっちが良いかと言われ たら、俺ならば迷わず籐七を選ぶ。 辰頭の泡付きは素晴らしいが、俺なら三千石や永岡の方に一票を投じる。 別府の風情は素晴らしいが、湯めぐりするなら、泉質の宝庫鳴子の方が飽きない。 黒川の秘湯ムードは悪くないけど、孫六と黒湯を目の当たりにしたら、黒川の造り物っ ぽさが鼻につくようになる。 城山の析出物は驚きに値するが、そんな物は碇ヶ関周辺にゴロゴロしている。 川内高城の風情は大好きだが、同じ湯治場ならば鴬宿も捨てがたい。 かじか荘や壁湯は素晴らしいけど、湯岐や木賊、蔦も、負けない程良いお湯が足元か ら沸いているよ。 逆に、湯ノ沢秋元みたいな、鼻が曲がるほどアンモニウム硫黄臭が強いお湯。 日景、なりや、三内など、濃い食塩硫黄泉。 恐山、湯段クラスの、猛烈に濃い硫黄泉。
掛落林や巣郷、東鳴子など、石油のようなアブラ臭が強いお湯。 国見みたくバスクリン緑のお湯。 下風呂さつき荘みたいな墨のように濁る硫黄泉。 丸進や羽根沢のような、ニュルニュルする肌ざわりのお湯。

こう言うのって、九州に無いんだよね。

(さらに続きます、ゴメンナサイ)
144 :138:2009/05/13(水) 21:42:59 ID:1QrBfyW4
辛うじて、九州にあって東北に無いのは、七里田級の炭酸泉だね。東北には大塩があ るけど、七里田には及ばない。島根の小屋原と比べても七里田は頭ひとつ以上抜きん 出ている。ココは本当に炭酸泉日本一だと思う。
あと、鉄輪の神和苑の青いお湯だね。青白濁するお湯だったら東北にもあるけど、白 濁せずに青いお湯は見た事が無い。 と、まあ、長くなったが、大分も素晴らしいけど、断じて「ダントツ」なんて言いき れる物では無いよ。 たぶん「感じ悪いなコイツ」とか思われるだろうけど、全国周れば、俺の言う事もきっと理解出来るよ。


>>141
>たぶん今の私だと東北に行っても分からないだろうな。

いや、試しに湯ノ沢温泉の秋元&なりや、もしくは、東鳴子の高友辺りに入ってみれば、 それだけでもう、明らかに九州とは違うってのが、素人目にもすぐ分かるよ。 長々とスマン。

145 :139:2009/05/14(木) 08:18:26 ID:3fAYwzQ1
>>142-144
詳しい説明ありがとう
今は九州内でも廻りきれず大分県内がやっとの状態だから、
東北の温泉には淡い憧れみたいなものも感じてた 鳴子スレはたまに見てるし、蔵王や玉川、銀山、それに以前テレビで見た奥々八九郎とか 将来のために参考にさせてもらうよ、ありがとう

146 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/14(木) 09:22:24 ID:5dX48/uw
>>145
こちらこそ、ひとり熱くなってしまい申し訳ありませんでした。
温泉不毛地、千葉に住んでいる俺からすると、大分は正直羨ましいです。
どっちが上とか下とか、詰まらない事考えるのではなく、気持ちが良い
お湯に浸かって、素直に気持ち良いと感じている人が、一番幸せなのだと
思いますよ。 スレ違い続きだったので、お詫びに、俺が思う大分ベスト5
1 - 七里田 下の湯 = 全国探しても、他に類を見ない泡付き量がある炭酸泉
2 - 鉄輪 神和苑 = 全国探しても、こんな真っ青なお湯は見たこと無い
3 - 塚原 火口乃泉 = 全国有数の強酸性泉。東の玉川、西の塚原
4 - 明礬 別府保養センター = これまた全国有数。泥湯の量は圧巻!
5 - 壁湯温泉 福元屋 = 足元自噴の岩風呂が大好きです。宿の質も高い。
147 :名無しさん@いい湯だな:2009/05/14(木) 12:13:27 ID:3fAYwzQ1
>>146
重ね重ねご丁寧にありがとう
私の大分ベスト5は>>132です なにやら似通ってますね
ですが、最近では塚原の火口乃泉を、明磐の山田屋旅館か湯元屋旅館に変更してもいいかも、と また塚野鉱泉の名前もいれたいところ どれも甲乙付けがたく魅力ある温泉でした 千葉県の方は温泉道スレにも親切な方が居ましたね それはともかく、では私も巣に戻るとします
お付き合いありがとう  



島根 小屋原温泉 熊谷旅館 [温泉]

公式HP無し。参考HP 
1泊2食 ビール1本 入湯税 9,653円

松江 城山稲荷神社 式年 神幸祭 (通称ホーランエンヤ)のなんたるかを
知らないうちに今年の初春、NWAのマイレージ消化計画の一環として
島根訪問を決めた際、真っ先に候補に挙がった温泉旅館です。
各処で、立寄りの難易度が高いとの評判をみて宿泊を決めました。
出雲空港からはR9 大田市経由でR375  川合郵便局 左折 池田中学手前左折、
と拍子抜けするぐらい簡単に辿りつけることが出来ました。ナビが無い時代には
道路の選択を誤り大変な眼にあったことでしょう。旅館は、本棟と温泉小屋からなり、温泉小屋は、貸切風呂4つです。入浴する前に4つの湯船を見定め、i一番小さい手前から2つ目にします。泉質はナトリウムの強い炭酸泉。体温の上昇とともに泡付きが見られ、一つ一つの泡のしぶとさが感じられました。夕食には、女将さんの手打ち、出雲蕎麦がつきました。翌朝は、三瓶山を経由し千原温泉立寄、松江市内に向う旅程の為、朝風呂を小一時間愉しみ、早めのチェックアウトにしました。
※ 清掃、源泉管理の為、夜は22:30迄の入浴になります。



島根 千原温泉 [温泉]

千原温泉公式HP

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島根県の三瓶山周辺には、世界遺産 石見銀山、そして、個性的な
温泉が群生しています。今年、2009年5月中旬に、その中で、
小屋原温泉 熊谷旅館に宿泊、翌日、千原温泉に立寄りました。
ここのお湯は、35℃と温く、山の中にありながら驚くぐらい塩分が強く、そして、
何よりも足元からブクブクと沸いてくるのが特徴です。
すばらしい温泉効能書きは写真の通り。(クリックして是非拡大を)眼を閉じて、沢のせせらぎ、鳥のさえずり、そして、ボコボコと足元から噴出する泡の音をBGMに小一時間、じっくり浸かりました。各処に女将さんの細かい心遣いが感じられる快適な「秘湯」です。動画は折りたたんでおきます。

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雪見風呂 白骨温泉 泡の湯 [温泉]

http://www.awanoyu-ryokan.com/index.html
手書きの備忘録によると2002年のちょうど今頃、泡の湯に行った記録が
残っています。まだ、”入浴剤混入事件”の前のことです。又、
恐らく、その前の年の降雪で懲りて、初めてスタットレスタイヤを
購入して、その威力を試したかった、のかしれません('笑)。
当時は、
http://www.shirahone.org/index2/f_koutu.html
のような便利なページもなく、泡の湯に事前に営業しているか、クルマで
行けるか、どれくらい時間がかかるか、電話で問合せしました。
運よく、白骨温泉の宿に搬入する業者のクルマを見つけ、後追いする事
が出来たので往路は、拍子抜けするくらい楽に到着することができました。
が、来て見ると、やはり凄い光景です。バスの停留場が完全に埋もれていました。



冬期の立ち寄りは宿泊客用の玄関から入り、エレベーター(!)で
新館のフロントに向かいます。ロビーからは露天風呂は丸観えです。
DSC00186.JPG
軒からの つららも凄いです。露天は我々含めて2組。 温いので、加温のお湯が噴出して
いる岩の傍から離れることができません。小一時間マタ~リしていると吹雪いてきたので
内湯に退散です。広い露天に隠れてあまり取り上げられることがないのですが、
ここの内湯は炭酸泉で、泡の湯の銘銘の由来になっているそうです。
右は源泉で無色、加温すると乳白色に変化するそうです。小2時間 滞在して、
小淵沢の井筒屋で鰻を戴いて帰宅しました。

↓BGMの音量にご注意ください。



~ほったらかし温泉 [温泉]

今年の元旦は初日の出を温泉から拝もうとする人で収集が
つかなくなり、ついには整理券を配る羽目になったそうです。
数年前の晩秋の平日はこんな様子でした。天高い空に富士山が映えます。
浴槽でマタ~リしてぼーと眺めていると仰角45度くらいに
飛行機が北西に抜けて行きました。17時前、脱衣所に戻ると、
鏡の前でスーツ姿に変身にしている方々もいて、付かぬ間の命の洗濯
と回帰を垣間見る微笑ましい光景でした。

ほったらかし.JPG

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